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こりゃ、まいった。
まるで「すきにしてくれ〜いぃ!」と言わんばかりに
あちこちにガタが来たSG。
シリアルから判断すると1967年製のようです。
1967年?・・・・ん?昭和42年?・・・
古いなあ〜・・・



とりあえず、どんな感じになってるかを見てみましょう。
もう、勇気がある!というか、無謀!というか・・・
どんなもんじゃい!わははは!状態になっております。
こりゃ典型的な、リペア検体ギターですね。
よ〜〜〜〜し!腕が鳴るぞ〜。

はい、純正GIBSONのSG、1967年製。

ピックガードをはずしたら・・・
もう完全に色やけ状態。

艶とか色の焼け具合はこんな感じ。
かなり年季が入ってますね。
どこまで再生できるんだろ?
ところで、このピックアップはディマジオ製。
オーナー曰く、「やかましいPU」だそうです。

とりあえずフツーの音が出ればいいのよ・・・
と言うことなので・・・・
フツーのピックアップにします。

指板は、かなり汚れてますねえ・・・
何千回、いや何万回この指板の上で
運指が行われたことか・・・・
ま、手の脂もキレイさっぱり掃除しましょう。

で、これ!
実はこのSGは、ビグスビーが付いていたんですね。
で、それを取り去って、その後にチューン・オー・マチックの
ストップテールピース に交換されています。
しかし、・・・これはプロの交換作業ではありませんね。
従って、この部分も徹底リペア!

スピードノブも、かなり焼けています。
もう透明部分が茶色くなっていますもの・・・。

ヘッドは、まあ、それなりに年代相応。
でも、このペグが・・・・・
ちょっとガタが来てますね。
しかもメッキが・・・・もう剥げ剥げ・・・。
これは現行のSGのような、キーストーンスタイルの
ペグに交換します。
裏面も・・・・
写真ではわかりにくいですが、バックル打痕や
細かい擦り傷が山ほど・・・・
なははは!
こりゃ、リペアのしがいがありますね。
で、ポット類のキャビティは?
む〜む・・・・・・
まるで潮吹き昆布のようです。

ポットなんぞは、全身カビカビ状態。
ポットを手で触ると白い粉が一杯ついて来ますね。
なはははは!
ええ〜い、ここもまとめてぜ〜んぶ交換じゃ!

で、ボディのお尻部分。

なんと割れてます。
ひょっとして亀裂かな?・・・と思って
よ〜く観察したら、やっぱり材が割れてました。
何とか接着したようですが、どうもその状態がよくないですね。
ここも・・・・修理ですね。

カッタウエイ部分。
ありゃ、まあ・・・・・
もう、おもいきり割れてます。
厳密には、どこかにぶつけて欠けちゃった様子。
その後、テキトーにくっつけてありますね。
ちなみに、このあたりのキズや打痕は、オーナーの仕業ではなく
随分と人に貸してあって、帰ってきたらこんな感じになってた!
・・・というモノです。
オーナーの名誉のためにも・・・・
さすがに、自分のギターをここまでしませんよね。
しかも、純正GIBSONだし・・・・・

ん〜ん・・・・
ネックのこの傷跡。
ギターケースに随分と長い間入っていたんでしょうね。
コレも、要修理だなあ・・・・

ヘッド裏。
ま、ここも年代相応ですね。
はい、ギブソン純正のペグ。
じゃ、パーツをばらしていきましょう。
もともとビグスビーが付いていたのだけれど
オーナーの友人?が、それを取り去って、
このテールピースのスタッドボルトのブッシュを
埋め込んだのですが・・・・
残念ながら、あまりいい仕事ではないようです。
両側とも、しっかりはまりきっておらず
どちらのブッシュも浮いてしまっていますね。
じゃ次にピックアップを取り外して・・・と。
このエスカッションを止めてあるビスも凄いね。
もうサビサビだけれど・・・・
これはビス・・・というより、木ネジ?
しかも、前後の各エスカッションに
2箇所しかビスが締めていない・・・・・
む〜ん・・・・・
これはどう解釈したらよいのやら・・・・
ポットやスイッチ類を全部、取り去る前にこのようにして
オリジナルの配線が確認できるようにしておきます。
いやあ、それにしても凄いね。
粉吹き!
ホント、ご苦労様・・・とでも言いたくなるほどの
経年劣化。
ま、こういう部品独特の宿命ですね。
で、取り外したディマジオ・・・・
今から数十年前だから・・・きっと高かったんだろうなあ・・・
正真正銘のディマジオ・・・。
取り外した電装関連の部品は、このようにビニール袋に入れて
保管しましょう。
ま、最終的には、このままオーナーのもとに
帰っていきますが・・・
はい、パーツを取り外した「素」のボディ。
なんだか薄くて小さい割には重いなあ・・・と
思ってたSGも、こうして部品をすべてはずすと
意外に”軽い!”
で、ポットキャビティの中のシールド・・・・
ま、コレもいさぎよく取り去って、
最終的には、改めてシールディングすることにします。
続いてペグも取り外します。
キズをつけないよう・・・・
指でガードしながら・・・ゆっくりと・・・・
ペグのネジを締めるとき・はずすときのセオリーですね。
おおっ!
すっきりしたあ・・・・
3ピースのネック・・・・木の痩せで
その合わせ目がくっきりと・・・・
電装関係以外のパーツも、このように箱にまとめておきます。
コレも・・・・
もうメッキが浮いて来ちゃってます。
オーナーと相談の結果、コレも新しい部品にすることになりました。
しかし、このブリッジパーツ・・・・
この形は、捜してもないんですよね。
ま、見つかったとしても、純正とかは高価なので
出来るだけ安価に再生・・・という事から・・・
現行SGで使用されているチューン・オー・マチックタイプで
行くことにしたんですが・・・・・
このポスト部分が独特で・・・・
このように、現行タイプの穴の系が小さくて
オリジナルのスタッドボルトに、穴が合わないんですね。
で、じゃあ、現行のスタッドボルトにするべえか・・・・
と思ったんですが・・・
コレがまた・・・・

これが現行タイプのブリッジとスタッドボルト・・・
ところがオリジナルと比べると・・・
こんなに穴が大きい・・・

そりゃ、合わないよね・・・
こんなに径が違ってりゃ・・・・
次回は、発注したパーツが届いてからになります。
さ、どーなる事やら・・・・

 

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