HOME
 T's "Jun" LesPaul Contents NEXT


12/ヘッド&指板インレイ



ここからはインレイの行程に入ります。
オーナーとデザインを相談し、
このデザインがオーナーから提案されました。
ホタテ貝デザインですね。
おっ!良いじゃないですか・・・・。
ということで、このインレイに使う材は写真のもの。
オーナーから送られてきた、ピンクアイボリーという材だそうです、実を言うと、私もこの材は知りませんでした。アフリカ系かなあ・・・。
このピンクアイボリーとアバロンを組み合わせてホタテの全体像を作って行きたいと思います。
まずは、薄く挽き割りした材をサンディングして表面を綺麗にし約2mmの厚みに成形します。
そこに製図した用紙を瞬間接着剤で貼り付け、ジュエリーソーで切り出していきます。

・・・はい、ホタテ貝のアウトラインを切り出したところ。

開いた隙間には、アバロンを切りだし組み合わせました。

たった、これだけの作業ですが、
各パーツの角度を微妙に合わせなくてはならないため、
結局、なかなかの大変な作業になってしまいました。

次は、ボディ裏の漢字インレイですね。
オリジナルギターだからこそ出来るこのようなインレイ。
さまざまなオーナーの思い入れが、くっきりと反映されてくる行程ですね。

ボディ側の凹型部分をドレメルで掘りました。
細かく微調整しながら、やっと切り出した凹部にアワビインレイがはまりました。

30分硬化型の2液エポキシに、このボディ材の端材から削って作った木の粉を混ぜ込んで、インレイの凹部に充填していきます。

インレイをグイッ!と埋め込み・・・・サンディングできるくらいまでの硬化時間をたっぷりとって、・・・24時間待ちましょう!

次はヘッドですね。
製図を、スプレーボンドで貼り付けます。
およそ1時間後・・・・
このようにインレイ用のザグリが出来ました。
ここも、先程のボディ裏インレイと同じように
ヘッド材のローステッドバーズアイの端材で粉を作り、2液のエポキシに混ぜ込んでいます。
ヘッドにこれだけのインレイがあると、けっこうな量のエポキシが必要になりますので、バーズアイの粉はたくさん作りました。
はい、各インレイを無事埋め込み終了。
エポキシの完全硬化まで、のんびりと待つ事にします。
ボディ裏・ヘッドと来たら、次は指板ですね。

今までと同じ行程なので、ここは簡単に・・・・
指板に掘った凹型のインレイ部分に
スネークウッドの粉を混ぜたエポキシを充填していきます。
切り出したカメのインレイを埋め込みます。
このムニュ〜・・と入って行くプロセスが何とも・・・・
はい、指板のインレイは、すべて無事埋め込み完了。
翌日です。
ん〜〜〜、18時間くらいですかね、経過時間は。
最初は80番出削っていき、その後120番、240番、400番、と番手をあげて仕上げて行きます。
はい、このようになりました。
綺麗ですね!
トラスロッドの調整位置を、ネックエンドにしたので
このようにヘッドの首部分にもインレイを入れることが出来、そこらのレスポールとは、一線を画す風景になりました。
ヘッド首部分のアップ。
 
じゃ、またまた場面転換。
指板表面のアール付けをしていきましょう。
指板アールは、お約束の12インチアール。
ストレートが出ている端材の上に、両面テープで指板を貼り付け・・・
ゴシゴシ磨いた写真がこれ。
時間にして30分くらいですね。

どれどれ、ストレートは出ているかな?・・・
な〜んて指板上面のストレートを確認しているところ。
サンディング10に対してこのストレートチェック4・・・くらいの割合で、こまめに指板表面のストレートをチェックしながら作業します。

おおっ!
いっきに指板の接着行程ですね。
これは仮クランプの様子。
この状態で10分ほど放置します。
すると・・・・
接着剤(タイトボンド)が適度に硬化します。
つまり、少々のチカラでは接着物が動かない程度まで硬化した状態・・ということですね。
この状態の接着剤は、ころころ、というか、
ポロポロ・・・というか、とにかくこの写真のようにノミなどでグイグイと刮いでやると、綺麗にポロポロと剥がれるのですね。
こんな感じに剥がれてきます。
これが、あと20〜30分すると、もう接着剤がカチコチになってガリガリ、ゴリゴリ・・・と削ってやらなくては剥がれなくなってしまいますので、接着剤を綺麗に除去するのは、この接着10分後がベスト!
是非お試し下さい、いや、ホント!
はみ出た接着剤の除去も終わり、
改めて・・ガッチリ締まるFクランプでの本クランプです。
この状態で・・・またまた24時間。
このクランプ用押さえジグは、12インチアール用に作ったもの。指板のアールに沿って押さえ込むジグということですね。


 


HOME  T's "Jun" LesPaul Contents





Copyright(c) Takashi Kono. All rights reserved.