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1/材料の準備&モールドの制作

 

バック&サイド材のココボロです。
いわゆるローズウッド系ですが、
ヤニ成分が多く、かなり粘りのある材ですね。
私は同系のハカランダ、もしくはインドローズなどと比較すると
ダントツで、このココボを最上位にします。
私的には、ハカランダより綺麗な木目をもっていると
感じている材のひとつです。
今までにこの材を使っていろいろ作ってきました・・が、
残念ながらハカランダ同様、
輸出規制の対象になってしまいました。
もちろん日本国内でも在庫を持っている業者さんは
沢山ありますが、輸出規制のニュースの後、
ホンマホ同様、価格がドンドン上がりつつあります。

コレはウエスタン・レッドシダーですね。
すでに10年近くシーズニングしている材です。
当時の4Aグレード材ですので
木目もしっかり詰まっており
かなりクォリティが高い材ですね。

ネック材のバーズアイメイプルと
ネックのセンターに挟むブビンガ材です。
指板とヘッドプレートは、ボディバック&サイドとの
マッチング材であるココボロに・・・と
現在、悩んでいるところです。
黒檀・・・じゃ、あまりにもアタリマエ・・なので・・・。

さ、完成した製図を出力し
貼り合わせた所です。
もちろん、厚紙で裏打ちしてありますので
これから頻繁に使用する作業にも
十分に耐えられますね。

モールド材の上に型紙を置いたところ。

モールド材は、いつものファルカタ材を芯材にした
ランバーコア合板。
軽量で加工がしやすく、かつ、そこそこの強度もあるので
こうしたモールドようの材にはぴったりですね。

今回は24mm+21mm+21mmの3枚で、
計66mm厚のモールドです。
もう1枚21mmを重ねて87mmにしようかとも考えたのですが
重量の問題と、クランプ等の取り回しの問題で
結局この厚みに落ち着きました。

まずは・・・・一番上のモールド材にセンターラインを・・・。
この線が、今後すべての作業の基準になるわけです。

次に、センターラインに合わせて型紙を当てます。
で、周囲を少し濃いめの水性マーカーで
慎重にマーキングして。

このようになりました。

3枚の合板がずれないように
とりあえず、ビス留めしてしまいましょう。
長さ55mmのステンレスビスです。

はい、6カ所にビスで固定。
で・・・・
3枚まとめてバンドソーで切り抜いて行きます。
コレがまた・・・・いくら軽いランバー材とはいえ
なかなか難儀しながら右に左に・・・材を動かしながら
切り出していきます。
やれやれ・・・・・
やっと内側部分を切り出し終えました。
ワークテーブルに戻したところ。
切り出したラインは、マーキング部分から約1mm内側に
切り出していますので、最終的には内側全体を
ペーパーなどで型紙ぴったりのサイズまで
調整する必要がありますね。
とりあえず・・・・
型紙をくりぬいた部分に置いて見たところ。
やはり、くり抜き部分が微妙に小さいので
すんなりとは収まってくれません。
じゃ、3枚を固定してしまいましょう。
まず、ボンドを各材に塗り込んで・・・・
3枚をボンドで密着させ、最終的には最初に仮止めしたビスで
しっかりと固定してしまいます。
で、このモールドの内側の切り込みを行った
最初の部分(トップ部)を同じ幅のMDF材で固定して
最終的なモールドの形状を固定します。
ボール盤に取り付けたサンディングドラム(円筒状のペーパー)などで全体を滑らかに仕上げた後、最後はやっぱり・・・
手作業ですね。
内側を手で触りながら・・・凹んだ部分や飛び出た部分を
微妙に感じながら修正していきます。
そして・・・
ここは重要ですね。
ネックがボディと結合される部分・・・
このヒール部分は、完全に直角にしておかないといけません。
かなり、慎重に作業してます。
微妙な歪みや凹みなども、しっかりと修正しておきます。
おおっ・・・
何枚も写真があるゾ・・・と言うことは・・・
きっと、一生懸命、時間かけて作業してたんですよね・・。
で・・・・
モールド本体のセンターラインと、ネックが取り付く接着面との
直角を最終的に確認して、モールドの基本作業は終了です。
次に・・・・
コレはサイド材をベンディングしていくときのための
いわゆる「切り込み」作りですね。
カッタウエイ側のサイド材を曲げていくとき、
ヒール部分の先端をこの切り込みに差し込んでおいて
全体を曲げていくための溝作りです。
ノコで切り込みを入れた後、スクレーパーを挟んで
さらに溝を太くしていきます。
最終的には2.5mm強の溝を作りました。
最後に、モールド全体のササクレを取り除いておきましょう。
はい、何とかモールドの完成です。
いよいよ・・・・始まりますね!


 


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