HOME
 Takenaka contents  NEXT


18/ネック接着&ブリッジ制作

 

 

ネック関連のもろもろ作業が、すべて終わりましたので
いよいよネックを接着していきましょう。
まずは、接着剤がはみ出して困るところには
あらかじめ養生のマスキングテープを・・・・。
しかし・・・最近ピンぼけの写真が多いですねえ・・・
もう少し慎重に写真撮らないとアカンですねえ・・・。

今回のネックは、2点ボルト締めの構造ですので
あえて接着までは、ホントのこと言うと必要ないのですが
はい、ご覧の通り・・・・。
ボディ部分の指板裏は、どうしても固定できませんので・・・・。

接着ついでに、ボディサイド部等の要所に接着剤を塗布して
思い切りガッチリと固定します。
もちろんボルト部分も、この時点でしっかりと締め上げ
ネック側とボディ側のすべて隙間を、
完全に密着させていきます。
結果として、一般的なクラシックスタイルギターや
アコースティックタイプのギターと比べて、
このギターのネックとボディとの「繋ぎ」剛性は
ものすごく高くなりました。

24時間放置。
しっかりとネックがボディに固定されました。

ボディとネックの段差を調整して・・・・

全体を240番〜400番で磨き上げました。
たった1枚の写真ですが、
この行程では、写真20枚分〜くらいの時間を使っています。
指板もすでに、塗装に備えてマスキング済み。

次に、いまのうちに・・・ということで
ピエゾシステムの取り付け状況の最終チェックを行います。

む〜ん、大きい隙間が・・・・。
変則的なサウンドホール仕様なので
Fishmanの一般的なギターの仕様に合わせた設計からすると・・
まあ、さすがにぴったり・・というわけには、いかないですね。
ボディアンダー部とプリ部には、2mmくらいの隙間が出来てます。

と、言うことで・・・・
プリ側の形状を少し加工しました。

・・・・と、簡単に書きましたが・・・・・
実は微妙なザグリやカットを駆使しておりまして
この作業に要した時間は、かなり・・・でした。

ということで、何とかサウンドホールにぴったりと収まりました。

さ、いよいよ塗装工程に向かうワケですが
まずは、最大の敵「導管」です。
先の行程で着色フィラーで導管埋めを行いましたが
実際には、まだまだ・・全然・・・という状況です。
ココボロはローズウッド系ですので
導管もハデに出まくり!
もう根気よく埋めていくしか手がありません。
塗装工程の半分くらいが、導管埋めの作業に費やされますね。以前、茶色のフィラーである程度導管を埋めましたが、
まだまだ・・・。細かい部分がしっかりと残ってます。
まずは透明のフィラーで、再度、導管埋め・・・の1回目。

サイド・バックとも
透明フィラーで3〜4回くらい埋め込みました。
正直、ちょっと参りました・・・
いつもの事ですが、ホント導管埋めは・・・辛い。

もういいかな・・と
ふと、気を許すと・・・・

これですよ・・・。
落とし穴はあちこちに。
微妙な穴ぼこを発見。
さらに透明フィラーで・・・・

導管埋めを進行させつつ・・・・・
難題のブリッジを制作していきましょう。
えっ?なにが難題だって・・・?
要するにストレートラインの基準がないブリッジ形状なんですよ今回は。

従って、最初にすべてのラインを決定しておかないと
全体加工が出来ないので、まずは基準面出しの作業に没頭することになります。

表・裏面の平面出しをしっかり行い、
側面とも基準面が出来たら、
やっと・・・カットラインの製図です。

表側・側面の2面の基準面を頼りに・・・
厚みの調整。

厚みのチェックですね、
この厚みの精度は、非常に重要です。
最終仕上がりの想定厚みは8.5mmですので
9.59mmは・・・・まだ少し厚いか・・。

8.5mm(実際には、もう少し厚めで加工済み)を前提に、
ブリッジの加工を行って行きます。

まずは、最初にナットの溝等をザグって行きます。
ドレメルでの作業なので、かなり神経を使いました。
ドレメルでは、加工精度がかなり怪しいので
何度もチェックしながら溝を掘っていきます。
写真で見るより、かなりの時間を使っていますね。
規定値の溝をすべて掘り終えたら
センターブリッジ部以外、周囲のザグリ開始です。
大きめのトリマーに持ち替えて・・・

エイやっ!とブリッジ部以外を
厚み3.8mmに削り落としました。
あらら・・・・ピンぼけ写真ですいません。

ということで、この後はブリッジのディテールを
カットしていくことになります。
このように型紙を貼り付け
全体のディテールを作って行くわけですね。



 


HOME  Takenaka contents



Copyright(c) Takashi Kono. All rights reserved.