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6/サウンドホール、ロゼッタの制作


 

バックボードのブレイスが完了したら、次はトップですね。
今回の作業は、サウンドホール周り、ロゼッタの制作です。
まず、サウンドホール位置を制作にするために
トップボード裏側に、ブレースの位置をマーキングしていきます。
製図からピンで小さな穴を開けて・・・・。

マーキングした穴を結んでブレース位置を確定します。
こんな感じですね。

次に・・・・
ロゼッタ部分の装飾をどうしようか・・・といろいろ悩んでおりました。
これは白のパフリング材をグリーンに染めているところです。

黒・茶色・赤・緑・黒・・のパフリング外周装飾・・・
ん〜〜〜、でも、イマイチですねえ・・。
この組み合わせは却下。
この後、いろいろ悩みましたが
結局オーソドックスではありますが
黒・茶・赤・茶・黒の5重に落ち着きました。

ロゼッタ部分の加工に入ります。
本来ならば、サークルカッターとかルーターとかを使って
ロゼッタ部分の「ザグリ」をするのですが・・・
このギターのロゼッタ形状では、そうは行きませんね・・・。
ジグ作った方がとか、あーデモないコーでもない・・と
いろいろ考えたのですが・・・
結局、手作業でチマチマ削るのが、一番の早道・・・
という結論に達しました。

型紙の上から、カッターで切り込みを入れました。

小さなノミで少しづつ・・・・
ホントに慎重に削っていきます。
少しでもぶれたら・・も、そこでパアですからね。

深さ、約1.5mmに掘り出しました。

これが黒・茶・赤・茶・黒の5重外周ライン。
一番内側にも同じラインが入ります。
で、センター部分には、アバロンを入れ込みます。

アバロン用の型紙を切り出して
7パーツ構成とします。

アバロンに型紙を貼り付けて、
線1本分、外側を切り出していきます。
大きいパーツは、いくらでも成形出来ますが
小さくなったモノは、もうどうにもなりませんから
線1本分、約0.5mmくらいかな?
大きめに切り出すわけです。

はい、切り出し完了。

1個1個・・・・
合わせ目をヤスリで成形して、合わせて行きます。
これは・・・かなり地道な作業ですね。
このアバロン部分の帳尻合わせだけで、半日使ってしまいました。
仮置き・・ですね。
パフリング材とアバロンをくぼみに入れて
様子を見ているところです。

キチッと入らないパーツばかりですので
大きい部分をこのように削りながら、
カットアンドトライではめ込んでいきます。
接着は、すべて一緒に・・・一気に。
すべてのパーツが、キチキチですので
後でコレを・・といっても何も入りません。
ぴちっと納めながら、進めていきます。
ひーひー・・・ですね。
何とかここまで来ました。
やれやれ・・・一応、完成。
接着剤が乾いたら、とりあえず飛び出ているパフリング材を
カンナで削っておきます。

アップで見るとこんな感じですね。
アバロンは、まだ上に型紙が張り付いた状態なので
このように曇っています。

アバロンを削り取るのは、スクレーパーが活躍しますね。
ヤスリなどで作業すると、トップボードに深刻なダメージの傷が
ついてしまう可能性があるので、
気をつけて作業しなくてはいけません。
平滑面の出た、サンディングブロックで
ゴシゴシ・・・・。
一応、板厚は2.7〜8mmになっています。
もちろん、これからもっと薄くしていかなくてはいけませんが
サウンドホール部分と一緒に、
トップボード全体の厚みを調整していきます。
まずは全体を2.6mmくらいの厚みに均します。
電動工具を使うと早いですが、
削りすぎてしまうこともあるため、
ペーパーの番手をあまり粗くしないようにした方がいいでしょうね。この時は220番を使っています。

トップボードの各所の厚みをチェックしています。
だいたいセンターラインは2.5mmくらいに・・。
bass側は、やや薄めに仕上げます。2.1mm〜2.2mmくらい。
treble側は、bassよりも若干厚めに、2.2mm〜2.3mmくらい。
あと、全体の周辺は、やはりトップより若干薄め(2.3mm)に
仕上げていきます。

ちょっと 見にくいですね。
各位置の厚みを測って記入している所です。
この後、厚い部分を規定値まで
ゆっくりと削っていくわけですね。

次はサウンドホールの穴開けです。
コレも、通常の正円のサウンドホールであれば
センター部分を支点に、電動工具などでカットしてしまうのですが
今回は、ここも手作業。
少しづつ・・・・じわじわ・・・と。
はい、カット終了。
カット面をペーパーで整えて・・・
エッジ部分が、滑らかなアールになるように
220番で成形していきます。
はい、サウンドホールとロゼッタが完成。



 


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