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1/デザイン・ 材料の準備



今回、私が作るのは、人のギターではなくて自分用。すでに、ES-335やレスポールスタンダード(エピフォン製)などの購入したギターや、ゼロから制作したストラトやテレなども所有しておりますが、自分用のレスポール系のギターを一度も作った事が無かったので(人のは作りました)、いつかは作ってみたいと、ずーっと思っておりました。で、構想を立てたのが約1年前、なかなか忙しく手がつけられなかったのですが、やっと2003年の夏に着手。ほかのギターを作る合間に、ぼちぼち進めています。とはいっても、そのままストレートにレスポールを作ったのでは芸がないので、基本的にはレスポールを下敷きにしつつも、デザインはオリジナルの方向で考えがまとまりました。ピックアップは2ハンバッカー、3点スイッチ+ミニスイッチ(これはタップ用です)プッシュプルのポットでもいいのですが・・・
ミニスイッチが余っているのと、あまりにレスポールぽいのも何なので、見た目も少し変えよう!という事でミニスイッチもつける事にしました。
と、いうことで、いろんな資料をもとにして、どんなカタチにするのか結構悩みましたが、結局アーチトップ系から離れられず、シングルカッタウエイのアーチトップ箱ものギター風レスポールというイメージで製図しました。 左がその製図です。私は仕事柄(広告・デザイン関係です)イラストレータやフォトショップなどのアプリケーションソフトを使っているので、比較的、簡単に作図する事ができますが、あまりそういうソフトに接する機会のない方には、こうした製図作業は、少し大変かもしれませんね。
さて、このギターのスペックはというと
●24フレット・628mmスケール
(ギブソンのミディアムスケールです)

●2ハンバッカー ピックアップ
 (コイルタップ切り替え)
●ブリッジは、レスポールのようなチューンOマチッ ク方式ではなく、1ピースタイプのブリッジを使い
  ます。

さあ、こんな感じの河野スペシャル、つぎは材料の紹介です。
材料を並べてみました。レスポールを下敷きとは言っても、ずいぶんと材料は違っています。ほとんど違う・・・・くらいに違いますねえ。ま、べつにレスポールがほしいわけではないので、そんな事はたいした問題ではありませんが・・・・ さて、ボディ材です。今回はベース材にポプラ(左上写真)、ト ップ材にはカーリーメイプル(左写真)の3Aのものを使用します。

このメイプルはフィギア(杢目)が、まあまあ出ているものです。(もっとくっきりとしたトラ杢が出たものは、この材の倍近くの値段ですが、さすが、貧乏ビルダー、この材の購入がいっぱいいっぱいでした。(といっても、2セット購入したのですが)


通常、こうした張り合わせのボディは、マホガニー(左の写真がそれ)+メイプルの組み合わせが多いですが(この組み合わせは、レスポールが代表選手ですね)今回は、あえて材の質量が比較的が軽い(?)ポプラを採用しました。たしかGODIN(ゴダン)のマルチックジャズタイプは、同様の組み合わせであるメイプル+ポプラですね。(ただし、制作方法が全く違いますので、あまり参考になるものではありませんが)


左の写真はネック材ですね。1“X4”X30”のハードメイプル材です。これを3ピースネック(ヘッド部分を入れると5ピース構造)で作っていきます。(と言っても今回は、真ん中にバーズアイの材をサンドイッチした変則3ピースです)トラ目とバーズアイがくっきり出て、なかなか気持ちいい組み合わせになるかな・・・と、今から期待しています。

指板材などですね。ココボロやローズウッド、黒檀などです。今回使用しようと思っているのは黒檀なんですが、でも本黒檀ではなく俗に言うB級品の縞黒檀です。私は黒檀でもこちらの縞黒檀の方が結構好きなんですよ。ちらりと黒い中にも木目が見て取れるので・・・価格は、もちろん本黒檀よりはお値打ちに購入できます(ただし、本黒檀のような、あの艶やかな漆黒を期待してはいけません、それなりの「黒」です)。 そのほかヘッドに貼るツキ板とか・・・ですね。まあ、ここらへんは、作業が進む中で刻々と変化していくので、こんな様な材料を使う・・・・という事で・・・・・。

つぎはハードウエアですが、まずブリッジです。今回使用するブリッジはシャーラー製の1ピースタイプです。このブリッジは、一見、フロイドローズの雰囲気を持つ、2点支持のポスト形式ですが、フローティングタイプではありません。でも、テールピース部にはフロイドローズのようなファインチューナーが備わっており、見た目にはなかなかカッコがよろしいですね。

それからピックアップ。これはケントアームストロングのオーバーワウンドタイプハンバッカーですね。なにがいいといって、値段がリーズナブル。まだ、音出しをした事がありませんが、このメーカーのJAZZ用ミニハンバッカーを使った事があり、価格に見合わず?非常に甘く良い音でした。ケントアームストロングには、いろんな意味で好印象を持っています。

引き続いてペグですが、写真に見えるのは、左上からグローバーのオールドクルーソンタイプ、その右がシャーラーのM6タイプのゴールドモデル、そのすぐ左下に見える黒いのは、GOTOH製のシャーラーM6風タイプ。さらにその下の2つはグローバーのロトマチックのシルバーとゴールド。まだこのほかにも色々ありますが、現段階では、どのペグにするかどうか迷っているところでして、最終的に塗装や全体の雰囲気を見てから決定しようと思います。

で、これがポット類やらスイッチ類やらツマミ類ですね。ここら辺も、作業が進んでいくうちにどんどん気が変わっていくでしょうから、まあ、こういうのを「使う」と、言う事にしておいてください。現段階では、ほとんど白紙状態です。

さ、ということで、大まかな材料を紹介しました。 さ、いよいよ具体的な作業の開始です。

 

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