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17/指板フレット溝きり



さーて、つぎは指板の加工に入りましょう。
まず指板材ですが、今回はエボニー(といっても縞黒檀です)を使います。
最初にカンナ台で厚さを調節しましょう。手元に届いた指板材は、このように非常に厚みのあるモノです。9mmくらいありますかね。これを6mmまで削っていきます。
縞黒檀とはいっても、磨き出せばなかなかイイ艶が出て、しかも微妙な木目も出てくるので、B級品ではありますが河野のお気に入りの材です。

はい、どんどん削っております。
こうしてマメに厚みはチェックしながら削っていきます。

どうです。
ずいぶんと薄くなったでしょ。ホントはもったいないので、3mm分切りたいくらいですが、さすがにそんな工具がありませんので、ここは涙をのんで木くずにしてしまいます。あー、もったいない。
で、厚みが調整できたら早速加工に入ります。
まず0(ゼロ)フレットを出していきます。このようにスコヤで直角を出したのち・・・・
直角切りだしジグを使ってノコギリで切り出します。
そこに製図です。
このギターはスケールが628mmのギブソンミディアムスケール(レスポールが下敷きなので当たり前ですが) ですので。そのスケールに合わせたフレット位置を直接指板に製図していきます。
で、これがフレットソーと、そのジグですね。
使い方は「あれば便利・・・」コーナーで解説してありますので、詳しく知りたい方は、そちらの方をご覧下さい。
はあはあ、ぜいぜい・・・ さて、フレット溝が切り出し終えたら、この溝の中をきれいにさらっておきます。 ノコギリで溝を切ったときのカスが溝の中に残っているので(けっこう、きつく入り込んでいるので、掃除機や刷毛ごときでは、とれないんですね)このPカッターで掻き出してやります。 このPカッターは、通常アクリル板などをカットするときに使用するものですが、モデルカー作りにも使用していました。いわゆる「スジ彫り」に使っていたのですね。スジ彫りとは、モデルカーのボディのパーティングライン(成型ラインですね)を消すために、いったんボディ全体にペーパーをかけてしまいます。そうするとモールドライン(たとえばボンネットのラインやドアのラインなど)がやせてしまいますので、このPカッターで改めてスジを彫り込んでやります。(長くなるのでこのくらいにして・・・)
で、そのときに使うPカッターは、できる限り刃厚を薄くしたいので、このようにヤスリで刃の部分を相当削り込んであります。 これがまた、フレット溝にちょうどいいんですね。


Pカッターのアップです。
ちょっとピンぼけ・・・・あまりアップした意味がありませんでした。すんません。
このように掻き出します。
結構力を入れて、えいっ!やっ!と削ります。
はい、と言う事で指版の溝掘りも終了しました。
次は、左右のいらない部分をカットしていきましょう。(すでに、片側は切り落としてありますが・・・)
はい、バンドソーで切っていきます。
もうこれは見たまんまです。
指版のベース部分が完成しました。 じゃ、お次はこの指版にポジションマークを入れていきましょうか。 今回のポジションマークは、今までとはひと味違っております。 が・・・・・その前に、じつはもうひと行程あります。この指版のポジションマークと関係してくるのですが。じゃ、そちらから行きましょうか・・・。



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