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20/指板インレイ



指板の足跡切り出し作業です。
基本的には、ボディ裏面と同じ作業工程なので、説明は簡単にいきましょう。 指板面の貝素材は、アワビに変更しました。 と言うのも、この指板側はボディ裏に比べてさらに小さな足跡になっているので、そうとうきついアールを切り出さねばならず、先ほどの白蝶貝では、切り出しが少し難しいなあ・・・と判断したためです。若干、柔らかいのですよ。
このアワビの方が・・。(よっぽど刃が折れるのが懲りたみたいですね・・・。ち・ちがう!冷静な・・・判断の・・・元に・・・・この貝が・・・・・・・、はい、懲りました。)
足跡の大きさはこんなモノです。
大きい足跡(画面左側に見えるもの。これは1・3・5・7・9フレット用)が約17〜18mmくらいでしょうか・・・。で小さい足跡(画面右側にかたまってあるもの、これは12フレットから上の場所用) が約13〜14mmくらいですかね。 ちなみにボディ裏のモノ大きさが20mm以上でした。

これは切り出した後の猫の足跡。
(ネガタイプですね)小さい方の足跡ですね。

ひとつづつのパーツが、あまりに小さいのでこのように無くならないような工夫も重要です。 こうやってても、一つや二つ行方不明になる事もありますので(今回は大丈夫でした)
はい、切り出し終えたら指板に埋め込んでいきましょう。この作業もボディ裏と同じ手順です。
猫が歩いた後を想定して、掘っていく位置に製図を並べております。 ちょっと、よたった猫になっちゃったかな?
1フレットを彫り込んだところですね。 じつは、この1フレットの堀込み作業でミスりました。大きい方の足跡のハズが、小さい製図を張ってしまい、それを掘ってしまいました。
(あとで修正をしましたので、完成後は、無事、大きい足跡になっています。)
はい、着々と掘っております。 ちょっと疲れてきたかなあ・・・・ こんな時は・・・・おお、そうじゃ! ガソリン・ガソリン! ・・・と、河野はビールを取りに1階へ降りて行ってしまいました。
ビールも飲んで、エンジン全開。
無事すべての足跡を彫り込み終了。

切り出した足跡を埋め込んでいきます。
接着剤を流し込んで(ここはオーソドックスな接着方法で作業しました。ボディ裏と方法が違っていますが、特に何の理由もありません。ほんと、気まぐれ作業ですね)

どんどん接着しております。
これは7・9フレット当たりかな?
はい、埋め込み終了です。
この状態で1日接着剤を乾かし、ピンホールをチェックして、いよいよ磨きに入ります。

はい、次の日です。 じゃ、さっそく磨いていきましょう。 この木片は12インチアールのフレット磨き用ジグです。以前までは自分の手作りのモノを使っていましたが、長さが短く、どうも指板面が波を打つので、アメリカのLMIから購入しました。 長さがあるので、安心して作業できます。やっぱし大は小を兼ねるですね。
ちなみに12インチアールとは
12インチX25.4mm=304.8mmの半径の円で描かれたアールに相当する指板面と言う事ですね。フェンダー系に比べると、若干緩いカーブ(より直線的な)になります。

このように削っていきます。 ポジションと一緒に指板を削るわけですが、結構、時間がかかります。
ひたすら磨く!磨く!
はい、このように12インチアールが出ました。
へー、疲れた。
はい、猫の足跡ポジションの指板が完成しました。 いやー、お疲れ様でした。



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