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3/ネックの成形



トップ材のブックマッチがとりあえず貼り終わったので、次はネックの成形をしていきましょう。 まずネック材をカンナ台にかけて平滑面を作っていきます。左2つめと下の写真は、約8mm厚のバーズアイメイプル材。これを3ピースの真ん中に入れてサンドイッチしていきます。



バーズアイのアップです。

バーズアイ材も、同様にカンナ台で平滑面を出して・・・・と

次は、このようにネックのジグを使ってネック材にカットラインをトレースしていきます。写真右上にちらりと見えるのが、バーズアイのサンドイッチ材。

現在カット中です。 ・・・・これはバーズアイの方ですね。 ネック材などは、特に堅い材を使用しますので、このようなバンドソーがあると非常に便利です。以前は手持ちのノコギリや糸のこ盤などでカットしていましたが、やはり相当時間をかけないと切り出せませんでしたが、このバンドソーを購入してからは早い早い!やはり電動工具の威力はたいしたものです。




下の写真は、切り出したモノを仮に合わせてみたところ。こんな感じになるわけですね。この真ん中のバーズアイの左右に黒いラインを入れようと思います。



で、黒いラインはどうするのか?というと、ライン用に、切り出したネック材と同じものを、黒の突き板からカッターで2枚切り出していきます。





で、こうなるわけですね。 これが切り出したネックの材料です。外側からメイプル+黒突き板+バーズアイ+黒突き板+メイプルという5層構造になります。
いよいよ接着していきましょう。
まず、接着面の最終仕上げです。240番くらいのサンドペーパーで表面とエッジのささくれを軽く落としていきます。 この作業は、突き板を除く3枚とも行います。 こういうところは目立たない作業ですが、最終的な仕上がりに、結構大きな影響を及ぼします。面倒でも、ひと行程づつ丁寧に作業しましょう、結果的に、完成品の善し悪しを左右しちゃいます。
はい、つぎに濡れぞうきん! 接着するときは、必ず濡れぞうきんで、さっと接着面を拭いておきます。これは木くずやホコリの除去と、ボンドの食いつきを良くするためです。(もう、河野はほとんど癖になってしまいました。)
接着してますね。これはメイプルに黒の突き板を貼った後、バーズアイを接着しようとしているところですね。
ネックの接着はこのように、クランプでかっちり固定します。(ネックの下面はワーキングテーブル、上面にはネックより一回り大きい板で、ネック全体に均等な圧をかかるようにします)この状態で約1日放置しておきます。タイトボンドの硬化が始まるのは、約1〜2時間くらいですが、完全に硬化させるためには6〜8時間、さらにこのような強い力がかかる部材には、やはり24時間くらい寝かせて、完全に硬化するまで待つ方が賢明でしょう。



はい、翌日です。

中心にバーズアイの模様がきれいな、ネックのベースが完成しました。
下の写真は裏から見たところですね。 では早速、成形していきましょう。

まず、ネックお尻のザグリ部分、つまりピックアップがはまる部分をノミできれいにしておきます。
さてつぎに、ボディのネックポケットに、はまり込む部分を成形します。最初に手引きのノコで、ネックの左右へ切り込みを入れておき、(この時、完全に直角に切り込みを入れるのではなく、気持ち内側に向かって絞り込むように切り込みを入れます)つまり、やや斜めに切り込みを入れるわけですね。こうすることにより、ネックをセットした時、ボディとネックの間に変なすき間が出来なくなります。
さて、その切り込みを入れた位置まで、慎重にバンドソーで切っていきます。しかし通常バンドソーは、必ず両手で作業します。この写真は撮影用。(だって怖いですもん、指の1本や2本は、軽くすっ飛ぶ威力です)電動工具の基本ですが、一歩間違うと大怪我になるのが電動工具。つねに細心の注意を払って作業しなくてはいけません。注意しててもケガをしちゃうくらいですから・・・
これで、ネックポケットに収まる部分が出来ました。 つぎに指板面とヘッド面をカンナ台にかけて、平滑面を出します。(左下の写真がそれ)




こんな感じです。これはヘッド側から見た写真ですね。材の違いや黒のラインがくっきりと現れました。

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