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1/トップボードのブックマッチ




STORK'S ORIGIN ARCHTOP・・・・・
いよいよ始まりました。
実は、以前制作を始めて、途中でストップしている自分用の
KONO AWARDなんていうアーチもあるのですが
いろいろ諸事情もありまして、こちらのアーチを先行して進めていきます。


はい、まずはトップ材ですね。
7〜8年前にアラスカから輸入した
アーチトップ用のシトカスプルース材。
しっかりシーズニングも完了しておりますし・・・
(使う時がなかった・・・ともいう・・・なはは)

このトップ材は、Wedge(くさび状)というカット方法で
カットされ、日本にやって来ました。
当時は、ワンセット8000円くらいだったと思います。
(もちろん送料は別ですが)
現在は、リンク先のサーバーが行方不明で・・・
ま、しっかり探せば見つかるとは思いますが・・・
ただ・・・当時と違って、現在では国内でも非常に良質な材を
見つけることが出来るようになりました。
7〜8年前は、ホント・・・日本国内で
ギター用材を調達するのが大変だったです。

じゃ、早速ブックマッチの準備をしていきましょう。
え〜と・・・・・
あ、ぜんぜんダメですね。
きれいにブックマッチするには、
かなり努力が必要です。
ま、それだけ長い間、乾燥させて材の暴れが出きった・・
とも言えますが・・・・・。


カンナ台で接着面の平滑面を作ります。

さらに、2枚を摺り合わせながら
このように直角が出ている、サンドペーパージグで
接着面をきれいに仕上げていくわけですね。
写真では片側だけですが、
何度も2枚を合わせては、隙間を光にかざしてチェックし
微妙な部分をこのように、コンマ数ミリづつ追い込みながら
ぴったりと2枚が合わさるまで作業は続きます。

む〜・・・・・
下側はいいですが、トップ部分がまだほんの少し・・・・
もう少し追い込んだ方がいいようですね。

なはは・・・・地道な作業は続きます。
で・・・コレは?
左右2枚の天地サイズが違っているので
(つまり左右を合わせると、センター部分に段差が出来るので)
合わせ面をしっかり確認出来るよう、
カンナでトップ部分を削っているところです。
はい、こんな感じに削れました。
コレでブックマッチの合わせ目をしっかりチェック出来ますね。

ん?
これは・・・・?
いつものカメラが電池切れで充電中。
しょうがないので i phoneで撮影した写真です。
これはバックボードになる材ですね。
この材をベンディングして、アーチにするのですが・・・
いろいろ細かい説明が必要になりますので
順番に説明していこうと思います。
ま、現段階では、このトラ杢のメイプルが
サイド材になる・・・と言うことで、ご了解ください。

つぎに・・・
またまたこれは、何をやっておるのじゃ?
ま、バンドソーで、なにやら切っているようですが・・・

実はコレ、バックボードのベンディング用の
アーチジグを作っているところです。
つまり、2枚前に出てきたメイプル材を
グイッと曲げて、アーチトップにしてしまおう・・・
という目的のためのジグなのですね。

アーチトップの形状を、トップからエンドまで
段階的に細かく割り出し、製図を出力した所です。

で・・・・
その出力した製図を、このような工作用の厚紙に貼り付け
型紙にしてしまおう・・・・と・・・
実はコレが、かなり面倒な作業だったのですね。
まず製図状でのアーチ形状の割り出しに、
相当な時間を費やしましやた 。
ある程度一般的に手に入る材を使用しての加工なので
その材のスペックを前提とした寸法が必要です。
ま、その行程は、また後ほど出てくると思いますので・・・
その時に。

じゃ・・・ま、
ブックマッチに戻りましょう。
最終的にスクレーパーなどで、微妙な起伏もすべて取り除き、
まるで2枚の材が吸い付く・・かのような感じになるまで
接着面の加工をします。


はい、加工も終わり
いよいよ接着です。
下に18mmのベニア合板を敷いて
ブックマッチの2枚が、上下にずれないようにしておきます。

接着する面は、毎度おなじみ濡れペーパータオルで・・・
(10年以上、いつも書いてますが)
しっかり木の粉などを拭き取って・・・・

タイトボンドも、補充しておきましょうか・・・。
この小さなボトル・・・ホームセンターで購入したものですが
2本目のボトルです。(2代目ということ・・・ね)
と・・・いうことは・・・・・・
5〜6年で交換した・・・・ということ・・ですね。
もうそろそろ・・・・
3代目への交換時期が近づいております。

はい、エイヤッ・・とボンドをつけて・・・・

グイッと接着。
このBESSEYのクランプは、ホント重宝しております。
当時(6年ほど前)は、日本で購入できなかったので
私はアメリカのgrizzly(グリズリー)という
有名な工具等の販売サイトから購入しましたが
送料がめちゃくちゃ高かった覚えがあります。
http://www.grizzly.com/
しかし、現在は静岡のオフコーポレーションさんが
いろんなクランプを取り扱っていますので、
これは・・・非常に助かりますね。
もちろんアメリカの現地価格よりは、ちょいと割高ですが
発注の手間や海外送料を考えると
少々高くても、やはり国内で購入できるメリットは
大きいと思います。このクランプ・・ホント、かなり便利です。
http://www.off.co.jp/index.php?id=3&c=89&b1=&k=1

クランプでグイグイ・・・と
締め込むと、当然のことながらボンドがムニュ〜。
ま、焦らず騒がず・・・・
ボンドがはみ出た時は、
「その時」に拭き取ってしまいましょう。
乾いてからだと、タイトボンドはカチカチになってしまい、
結局ゴリゴリと削らなくてはいけない羽目に・・・。

このように、はみ出た直後なら、濡れたペーパータオルで
さっさと拭き取ってやれば、雑作もありませんね。
はい、上の写真のように
ノミやスケールなどの、堅い物でボンドをこそげて
その後、濡れたペーパータオルや雑巾などで
しっかり拭きとってやれば綺麗になりますよ。
これは接着後の写真ですね。
3日後・・くらいだった・・かな?
内側部分の平滑度(平面度)を調べているところですね。
ハンドカーブでアーチトップを仕上げる場合
この部分の平面性・・は、とても重要です。
何かにつけて、この裏側面を基準として作業を行いますので
最初にこの裏側部分の平面性を、しっかり出しとけば
ほんと・・・・安心して作業を進めることが出来ますね。
裏側の平面性を出す場合・・・・
まず表側に削るための、基準面を作ります。
このようにトップ部分に、カンナで平面を出した所ですね。
で・・・そのトップの平面部分を基準面として
ドラムサンダーで裏側部分の、平面を出していきます。

少しづつ削り込み・・・・・
やれやれ・・・・20分ほどドラムサンダーで何度も削り込み
このように裏側の平面が出ました。



   


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