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13/ヘッドとボディのバインディングまで

ヘッドのバインディングとか・・・
ボディのバインディングとか・・・。
本当に身が収縮する思いの作業が続きました。
コレばかりは、作業前に絶対的な自信があろうがなかろうが・・・
どうなるのか、ホントに分からない・・・・
99%の成功の可能性と、1%の失敗・・・。
でも時々・・その1%が・・出るんですよ・・・。
ホントに・・出ちゃったら・・どーする?


まずはヘッドのバインディングですね。
ここは従来通り、ドレメルにアタッチメントをつけて
バインディングの溝を切っていきます。
バインディング&パフリングの幅を確認して、
ジグの溝寸法を決めていきます。
もちろん、何度も何度も・・・・・チェック。

まあ当然のことながら、溝切り最中(モナカじゃないよ)の
写真はありません。
というか・・撮ることは・・・出来ませんね。
途中の作業中断もしたくないので、
一気に溝切りをしてしまいます。

ボディやネックと同じ、白黒白黒のパフリングと
アイボロイド(少し象牙風模様の入ったアイボリー素材)の
バインディングの組み合わせです。

溝切り後の、真俯瞰からのヘッド写真。
ヘッドは、こんな形になっています。

パフリングの写真を取り忘れました。
じつはこのとき、同じ作業を4本同時に進行していたので
どれがどのギターの写真か、分からなくなっちゃいました。

すでにパフリングが接着されていますね。
この写真は、ヘッド先端のバインディングを
アールに曲げて、その密着度を確認しているところ。

アールの形がぴったり揃ったら一気に接着です。

ヘッド先端中央のバインディングが接着できたら
ヘッドの左右バインディングも接着。
もちろん各バインディングの合わせ目は
斜めにカットしてぴったり合うように作業してます。
ついでに首の部分もバインディングを接着ね。

最後に、左右のバインディングを接着して・・・・・
このまましばらく、完全に固着するまで
放置しておきましょう。

さ、いよいよトップボードの接着行程に入ります。
やっと「箱」になりますね。
で、トップボードの裏面に制作年月日とサインを入れて・・・

あ、そうそう・・・
ラベルも貼り込まなきゃ。
ストークのテーマカラーのオレンジです。

クランプやコルク板、当て木などを用意して・・・

さ、準備OK。
ボンドをトフトフと塗布して・・・・・。
もう、エイヤッですね。
考えている余裕はありません。
センターラインをしっかり合わせて
前後の位置をクランプで固定したら、
後はひたすら・・・周囲をクランプ、クランプ・・・。
翌日ですね。
トップとバックのはみ出ている部分を
カットしていくところです。
で、コレは何をしているのか・・というと、
コロ付きビットではみ出ている部分をカットするので
そのベアリングが当たる箇所(周囲)に
ベアリング跡が残らないよう
マスキングテープで保護しているところなんです。

こんな形で周囲のはみ出ている部分を
トリミングしていくんですね。
ちなみにこの作業台は、
Stewmacで販売されているバインディング溝切りの
トリマー&ジグとおなじ構造です。
コレですね→→
私は、ベニアを組み合わせて作りましたが・・・。

トリマーの下から覗くと、こんな風景になっています。

トリマーと架台部分の重さで、自動的に下方向に対する
自重がかかり、トリマーを手で持つ必要はありません。
(一応、スプリングで下にかかる重さを、変化できるようには
していますが・・・・・)
つまり、両手でボディを持ち、ぐるぐると回していくだけで
はみ出ている部分をトリミングできます。

はい、トリミングが終わった所。

続いてバインディング溝も、ついでに切っちゃいました。
使用したビットは、先ほどのStewmacバインディングジグの
項目で案内されている、ちょっと大きめのビットとベアリングの組み合わせです。
これです→→
ホホイのホイ・・・状態で作業をしてしまったので・・・
なんと、写真を取り忘れました・・。
トップ側は、材がスプルースのため
どうしてもエッジ部分が毛羽だってしますので、
このように220番くらいのペーパーで
毛羽立ちを極力取り除いていきます。

まず・・・パフリングを接着。
実は、このパフリングのアイボリー部、
バインディングと同じ素材のアイボロイドなんです。
(微妙にクリーム系の色とは違うのですよ・・)
以前は、アメリカのLMIで購入できたのですが
アメリカの輸出規制でセルロイド系の材質は
向こうからの輸出NGとなってしまったため
(つまりアイボロイドのバインディングもNGということ)
大和マークさんにお願いして
アイボロイドのパフリングと黒のパフリングを
特注で作っていただきました。
おかげで、アイボリー&黒のパフリングが
数百本、在庫になってしまいましたが・・・。
で、バインディングも接着。
次回は、ネックの成形と指板のブロックインレイ行程です。


   


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