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2/モールドの制作



STORK'S ORIGIN ARCHTOPの第2回目は、モールドの制作です。
ま、新しい「箱もの」を制作するときは、
必ず必要なモールドなんですが・・・・。
私の場合、同じギターを2つ以上作らない・・・・という方針で
この10年以上ギターを作ってきました。
・・・・が・・・・
現在、新規の制作はすべてお断りしているのですが・・・・、
このSTORK'S ORIGIN ARCHTOPタイプと
同時進行のくり抜きホローボディ「S-628タイプ」だけは、
ご要望のある方に制作していこうと・・・考えています。
ま、ご予約を受け付けるのは、まだ少し先になりますが・・・。
また、その時は・・・改めて
インフォメーションします。


さ、モールドですね。
いつもの製図をプリンタで出力するのですが
さすがにペナペナのコピー用紙じゃ、作業性が悪いので
今回は、ホームセンターで購入してきた
このような工作用紙(いわゆる厚紙・・と言うやつですね)を
裏打ちして使用することにします。
貼り合わせた出力紙の裏側に、しっかりと工作用紙を
スプレーボンドで貼り付けて補強しておきます。
いやあ・・・いいですね・・・。
型紙がしっかりしているのは・・・。

つぎにモールドの素材となる合板材を用意します。
この合板はランバーコア合板と呼ばれるもので
ラワン材の中に、ファルカタ材をサンドイッチした合板です。
加工性がよく、そこそこしっかりしているので
このようなモールド作りにはぴったりですね。
以前は、モールドにはファルカタ材のみで製作していましたが
やはりクランプなどでの強い締め込みや衝撃などには弱く
悩んでいましたが、工房を移転した時にいろんな材料を
調達していただいた職人さんに、
このランバーコアの話を聞きまして、探していたら・・・・
なんと近所のホームセンターにも売っていました。
このギターは、サイドの厚みが50mmをイメージしているので
24mmと18mmで、計42mm厚のモールドにする事にします。

くびれ部分にビスを打って
2枚のランバーコアを固定したあと・・・。
中心線を引いた合板へ、ギターの型紙をあてて
カットラインをマーキングします。

さらに・・・・
その後、2枚の合板のあちこちが、 浮き上がり気味だったので
数カ所にビスを打ち込んで、もう少し補強しておきました。

で、このビスで固定した2枚の合板、
一気にバンドソーで切り抜いて行くのですが
どこからバンドソーの刃を入れていくのか・・・・
と言うのが重要ですね。
で、この指先のS字ライン・・・
こんな感じでバンドソーの刃をいれて
一気に全体を切り出してしまいます。

使用したバンドソーの刃は、
いつも使用している10mmから6mmに変更して
さらにはバンドソーの刃の後ろ側に
ヤスリで丸みをつけておきます。
そうすると、かなり急なカーブでもすいすいと切っていけるので
このヤスリ(と、いうよりも砥石・・みたいな物)は、
なかなかのスグレモノといえますね。
と言うことで、ハイ、切り出し完了。

で・・・クランプなどの後行程を踏まえて
外側もカットし、要所をビスで固定していきます。
こんな感じのモールドが出来ました。
バンドソーの入った箇所は、ブカブカしてしまいますので
このように当て木をあて補強しておきます。

さらに・・・・・
センターラインに対してネック部の直角性や
アール部分などを滑らかにしていきます。
意外とこの作業が時間がかかります。
写真では1枚なんですが・・・・
実際は、半日近くあーでもない・・・とか
やっていましたね。
ま、モールドは製作するギターの「型紙」ですので
ここで手を抜くと、変なギターが出来ちゃいます。
十分、新調にモールドは製作したいものです。

ん〜・・・・
サイド材ですね。
トップ材とバック材の厚みが
だいたい5.5mm~6mmを想定してますので
45mmくらいにしようかな・・と考えています。

まだ表面は、ザラザラ状態・・・・
で、厚みは2.7mm。
杢の強いメイプルですので2.5mm厚くらいまでしないと
ベンディングした時に「割れ」が出そうですね。
こりゃ、ベンディング前にしっかりと磨く必要がありそうです。



   


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