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20/テールピース(その1)

クリアのオーバーコートを行いつつ
(しかも同時3本進行)いろんなパーツを作っている行程です。
ということで・・・今回は・・・テールピース。
このギターのために新しくデザインしたテールピースです。

ほぼほぼ・・・・・
クリアの行程が終わりに近づいた状態ですね。

同時進行のひとつ・・・
スルーネックタイプのNAMMモデル。

さらにもう一つ。
お抹茶小倉ギターです。

さ、エスカッションも仕上げてしまいましょう。
ビス穴の周囲にザグリを入れるところですね。

最近は、このような仕上げには
家具の仕上げに使う
蜜蝋のワックスを使用しています。

艶とかは・・ほとんどありませんが
なんというか・・・・渋く鈍い光沢・・・的な
仕上がり感が気に入っています。

で・・・次はテールピースですね。

新しく制作するテールピースは、こんなデザインに仕上げます。
HIROさんの要望で、弦を裏からではなく
表から通せるようにしてほしい・・・
ということで、このデザインになりました。

まずは、この材の基準面作りですね。
サンディングバーでゴシゴシと・・・・。

む〜〜〜〜、もうちょっと・・・ですね・・・。

基準面ができましたら
この段階で、弦を通すスペース部分を作っておきます。
これは何かというと・・・
弦を通す穴部分を、トリマーを使って
斜めにザグルことができるジグですね。

テールピース材の所定の位置に
このジグをクランプで固定し、想定の深さまでザグると・・・

こんな感じのザグリ穴が出来上がりました。
この写真は、そのザグリ部分に弦が通る穴を
開けようとしているところですね。

1〜3弦は1.5mmビットで・・・。
4〜6弦は2mmのビットで・・・。
しかし、このときに少し無理して穴を開けてしまい
長年大切に使ってきたチタン製の1.5mmビットが
折れてしまいました。

これはテールピースの固定金具です。
2mmの厚さで特注したものです。
友人のつてで、そうした加工をしている所へ、
無垢の真鍮板で加工してもらいました。

ほんとは金メッキ仕上げにしたかったのですが
そうすると、1つ当たり¥6,000以上になってしまうとの事で
残念ながら金メッキは断念。
クリアで最終仕上げをする事にしました。
それでもたった20個ほどの制作ロットでは
1個あたり¥3,500以上もしちゃいました・・・。
もし、ほしい方がいらっしゃれば連絡ください。
おわけいたします。

テールピース材に取り付く部分は
このように凸型にして
外れたり、ずれたりすることを防ぐ形状にしています。

さ、次はテールピース裏側の金具部分の加工ですね。

ここのように収まるよう、1.5mmの深さにザグリました。

で・・・コレは何をしているのか?・・・というと・・・
裏側まで貫通する穴を開けて
弦アースを取るラインの加工をしている所です。
ようするに・・・
弦のボールエンド部分が、テールピース材にめり込まないように0.8mmの真鍮板を取り付けます。
で、ついでにこの真鍮板にリード線を半田付けして
弦アースにしよう・・という魂胆なんですね。
テールピースの弦穴位置を、真鍮板に写し取る意味で
ビット位置が分かるようにマーキングしています。
で・・・
マーキング出来たら真鍮板を取り外して
その位置に、あらためて穴を開けていくわけですね。
これはテールピースのエンド部分を
斜めにカットしているところですね。
バンドソーのテーブルの角度を変えて
少し斜めにカットしました。
全体をバンドソーでカットして
左右の斜め部分を加工したところです。
こんな感じになるわけですね。
 
その後、240番〜400番〜800番〜1200番まで磨いて
こんな感じになりました。
最終的には、またまた蜜蝋ワックスで磨く予定です。


   


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