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6/ライニングの接着

ブロック接着の後は・・・・ライニングですね。
ライニングとは・・・まあ、いわばトップボードやバックボードを
接着する時の「のりしろ」みたいな物です。
なんせサイド材の厚みは、2.5mm 〜3.0mmくらいなものですから
接着の面積が極端に少なくなってしまいます。
で・・・このようにサイド材のアールに沿うような
切り込みの入った
材を接着する部分に取り付けて行くわけです。
改めて感じるんだけど、本当に昔のルシアーたちは凄いですね。
こんなにも木材の杢や質を知り尽くした知恵で
無駄なく効率よく、しかも確実にひとつの「塊」を完成させていくのですから・・・。
私なんぞは、レシピ通りに作っているのですが
こうした行程をふと反芻すると・・・やっぱり先達たちは「すごい」としか
言いようがありません、全く・・・・脱帽であります。


私のメイキングには、もう何度も出てきている
ライニングの接着ですね。
最近では、Stewmacのバスウッドのライニングを
おもに使っています。
以前はLMIのライニングで作業を進めていましたが
ライニング以外の工具やパーツ等、購入したい物が無いので
ついつい「ついでの」Stewmacになっています。

とは言っても、Stewmacへのオーダーも
年に1〜2回程度になってしまいましたが

同じ長さに切りそろえて・・・
さ、いよいよ接着です。
あれ?・・・・
この写真は、まだヒールブロックの接着途中でしたね。
まあ、私にしては珍しい・・・
次々と作業が進んでいる・・ような風景。
いつもは、ひとつの作業の後は・・・・
2〜3日後・・と言うのがアタリマエだったのに・・・

む〜・・・・
意味の無い写真ですねえ・・・・
一体、何を皆さんに伝えたい・・のでしょうか?
まったくもって・・・・私にも分かりません。

そうそう・・・こんな感じの写真じゃないとね・・。

これは割れ止めを挟んでライニングを貼って行くんだぞっ!
という、非常に意図がはっきりした写真です。
ちなみにこの割れ止めの幅は、カーフドライニングの2コマ分。

なははは・・・・
言ったはなから・・これですね・・・。
前の写真と、ほとんど変化が無い!

とかなんとか・・・
うじゃうじゃ言いながらも・・・・
片面のライニングの接着は完了しました。

ダブルクリップを取り去ると・・・・

で、とっとと反対側のライニングも接着します。

おっ?
割れ止めの接着行程ですね。
こんな感じにはまるよう・・・
ライニングを貼って行ったわけです。

はい、
2コマ分のライニング・・・・というのは
こうーいうこと・・・ですね。

で、割れ止めと2コマのライニングを一気に接着しています。

他の割れ止め部分も一気に接着!
片側3カ所で、合計6カ所の割れ止めの接着中。

接着剤が硬化して・・・・
翌日です。
見慣れた風景のサイド部分の完成。
全体を見るとこんな感じ。
ここらで・・・
Fホールの穴開けも済ませておきましょうか。
今回は、バインディングなしの
シンプルな仕上げにしようと思います。
デザインも・・・・
微妙に分かりづらいですが・・・・
Fホールの「あご」の部分を、滑らかなアールにしたりして
ちょっとエレガントなイメージに・・・。
って・・・ま、私だけのこだわり・・なんですけどね・・・。
私としては、けっこう気に入っているFホールの形です。

じゃ・・・・
カットしていきます。
ジグを作ってしまえば、雑作も無い作業なんですが
はたして・・・・この形が「最終的」な
自分の形・・・・なんだろうか・・・・と
自問自答してしまうと、どうにも踏ん切りがつきません。
結論がでないまま・・・・・
結局、いつものようにワンオフ状態の行程で
制作していくことになっています。
でも、いつかは・・・決めなきゃなあ。

糸のこ盤でカット。
ま、雑作もない作業ですね。
めんどくさいのは、糸のこ盤をワークテーブルに運んできて
セットして・・・・の作業。
広い工房なら、すべての電動工具を出しっ放しにして
思いついた時に・・作業できるのに・・・・・
ああ・・・広い工房が・・ほしい!

筆の柄とか板っきれとか・・・・
いろんなツールを用意して、Fホールの基地口断面をゴシゴシ。
30分くらいは磨いていますね・・・。
出来上がりです。
今回はバインディングを巻かないので
断面の形状は、ややアールを帯びた形に・・・・
ま、これも・・・・・・
私のいーかげんな・・・こだわり・・なんです・・かね?

   


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