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1/材料の準備&ネック切りだし

 

さ、Seiuchi 3シスターズ、いよいよスタートです。
前回の2本がアーチ2兄弟(ブラザース)なので、
今回は3姉妹・・・ということで進めて行きましょう。

まずは材のチェックから・・・・
カナダから送られてきたルッツスプルースです。
なかなか手に入らない、高級なスプルース材ですね。

これがその中身ですね。
フラットトップが1セット、アーチトップが2セットです。

これはルッツスプルース、ベアクロウ(贅沢ですね)のアーチトップようのブックマッチ材。

で、これがもう一本の、アーチトップ用のブックマッチ材。

これは、フラットトップ用の、やはりベアクロウのブックマッチ材ですね。

アーチトップ材をこうして並べてみると、なかなか精悍な雰囲気。
木目もかなり詰まっているので、音もかなり期待出来る感じです。

で、これは・・・・、
前回のギターと同様のキューバンマホガニー。
これも非常に希少な材です。
ホンジュラスなどとは比べものになりません。
この材も、何か家具に塚荒れていた材を切り出したような・・・・
とにかく目が詰まっています。
一般的なマホガニーより、タッピングした音が若干金属的・・・というか、ようするに硬質な感じですね、密に詰まってる・・・という感じ。

これは、ネックのセンターに挟む、フレームドメイプル。

ということで、3本分の製図を出力し、
型紙を作っていきましょう。

前回も、つねに2本分の作業を同時進行していたので
なかなか行程が進みませんでしたが、
今回は・・・3本分。
何をするにも、普段作業している時間の3倍かかります。
ま、当たり前ですが・・・・
制作当初の予定は、完成まで8ヶ月くらいのつもりでいましたが、
む〜ん・・・・なかなか難しいかもしれませんね。

ボディと同様にネックの製図も完成しました。

次は、ネック材を挽き割りしていきます。
この材から、ギリギリ3本分とる事が出来ました。
実は、オーナーから送られてきたキューバンマホガニーは、これだけじゃありません。まだ、ネック2〜3本分くらいの材がストークも工房でシーズニングされています。ん〜〜〜、まったくもって贅沢な話ですねえ。

挽き割りしたネック材を、ドラムサンダーで綺麗にしているところですね。

このように、この赤い塗装された部分は・・・・
机・・の足か、なにか・・だったのかな?
その塗装された面もドラムサンダーで綺麗にしていきます。

 

こんな感じでネックを切り出していくわけですね。
つぎに、トップ材の製材風景。
ネックと同様にドラムサンダーで表裏の平滑面を出して行きます。
このように、届いた材はかなりデコボコですので
根気よくドラムサンダーで削ってやらないと
次の行程である、センターでの挽き割りが出来ないんですね。
はい、アーチトップの一つが終了、
もう一つをこれからドラムサンダーでサンディングです。
じわじわとサンディングしていくため、
もう、この作業で、ほとんど半日終わってしまいますね。
はい、アーチトップ材のサンディング終了。
これは、けっこう・・・・疲れました。
これは、センターに挟むフレイムメイプル材。
もちろん、これもドラムサンダーで厚みを均一にしていきます。
トップ材とこのセンター材の平面を出すために、
3〜4時間、 集塵機とドラムサンダーの音を聞き続けて、
ゴーッ・・という音が耳から離れなくなりました。
それでは、ネックの木取りをしていきましょう。
接着後、バンドソーで接着した3ピースを一気に切り出すため、
かなりたっぷりと余裕の木取りをしています。
3〜5ピースネックは、このように必ず互い違いに木取りをします。
ネックの木目を左右対称にするためですね。
これで、反りや歪みをかなり押さえることが出来ます。
3本分の切りだし完了。
結局、表面の平滑出しからこの切りだしまで、
のべにして2日以上かかってしまいました。


 


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