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2/ブックマッチ3本

 

ネックを切り出したあと、忘れずにヘッド部分の「耳」も切り出しておきます。木取りの方向を合わせて、カットし終えたところですね 。

はい、これでネック関連、3本分のすべての切り出しが終わりました。

各ルッツスプルースの断面等の仕上げをしていきます。

まず、アーチトップ用の材ですね。
カンナ盤で接着面の直角をだしているところです。

はい、良いようですね。
ここが今後の作業の基準面になりますので
ここはしっかりと直角面を作っておきます。

このアーチトップ材は、2インチ弱(約25mm)
これを半分に挽き割りします。
バンドソーの刃の厚みと、バンドソーの刃のブレを考えると
約2mmくらいの損失を考えねばなりません。
ま、それだけバンドソーでの仕上がりはラフになっちゃうんですね。

はい、24mmの間隔で切り出して行きます。

ま、これはスプルースですので、比較的気分的にもラクチンです。
これが硬い材、たとえば目の詰まったメイプルとか
ウォルナットとか・・・・・もう、ほんとにゆ〜っくりとしか切れませんので、忍耐の大盛りになるほどの時間をかけて切り出します。

はい、挽き割りの一つ目完了。

これは、アーチトップのナイロン弦仕様ですね。

で、これは12.4インチ使用のアーチトップ。

最後のこれは・・・挽き割りは関係なかったですが
アーチトップバックのフラットトップです。

フラットトップ材の直角出しをしているところですね。

このようにストレートラインがしっかりと出ている・・と見えるようですが、どっこい、ここからが勝負です。
表面的に密着しているように見えても、
アーチトップにハンドカーブした時に、隙間が出てくることがあります。
従って完全密着するように、ここから追い込んでいきます。

ブックマッチ面の2枚を合わせてクランプで固定し・・・
サンディングバーでゆっくりと削っていきます。
ここはかなり慎重に、ホントにゆ〜くりと削っていきます。
このようにシムを差し込んで隙間の度合いを調べているところ。
ちなみに今差し込んでいるシムの厚みは、0.04mmです。
このシムが、隙間で動かなくなるまでしっかりと調整します。
はい、こんな感じですね・・・。
0.04mmのシムが隙間に入りません。
これがブックマッチ面の理想形ですね。
じゃ、接着しちゃいましょう。
まず、これは接着前のテスト風景。
はい、それでは接着します。
タイトボンドを少し多めの感じで塗布し・・・・
ガッチリとブックマッチ!
はみ出た接着剤は、この段階で拭き取っておきます。
ま、最終的にはカンナで削ってしまうので接着剤のはみ出しは、
特に大きな問題ではないのですが、
カンナで削るとき、固まった接着剤にカンナが当たるのが気持ち悪いからね・・・・。
ほい、1本目のブックマッチ完了・・・。
あと2本ね。
接着面は・・・と、いいですね、
しっかりと接着されています。
同様に12.4インチ仕様も接着・・・
直角出ししたのち接着面を調整して、ここまで来ました。
で、最初と同様にボンドを塗布し・・・
グイッとクランプを締め込みます。
やはり同様に、この時点ではみ出た接着剤を拭き取っておきます。
このまま1日放置!
さ、次はフラットトップですね。
この材は接着面が薄いので、このようにカンナで直角面の仕上げをしていきます。
カンナの後は、80番のサンディングブロックで直角面を・・・・
何度も試行錯誤し・・・・、
はい、このようにブックマッチ面が出来ました。
このようにライトの光にかざして隙間がないかを厳密チェック。
と、言うことで接着ですね。
板が薄いということも有り、ここではハタガネを使用してブックマッチ接着します。
ボンドを塗布し・・・・
せっちゃく!
トップ面が浮き上がってこないように
このようにクランプで、センター部を押さえつけておきます。
翌日・・・
フラットトップのブックマッチ完成。
12.4インチのアーチトップも・・・完成。
はい、これで3姉妹のブックマッチが完了しました。
ここまでの行程は、のべにして、約5日間かかっています。


 


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