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4/ボディトップのハンドカーブ

 

ネック5ピースのセンター横、白いラインの変更です。
バンドソーで前の白いライン部分をカットしてセンターのエボニーと両サイドのインドローズを切り離しました。
で、ドラムサンダーで平滑面を出して・・・・

オーナーから送られてきたメイプルの板材を、
両サイドのインドローズとセンターのエボニーの間に接着します。

ささ、場面は変わって・・・トップボードですね。
これからトップボードのハンドカーブ作業に入ります。
まずは製図をトップボードに写し取って・・・・

ピックアップ位置などもこの時点で、しっかりチェックしておきます。
トップのアーチを成形していく際に、こうした各パーツ位置の情報は重要ですからね・・・。

はい、各部の現物製図が完了。

で、これは何か・・というと・・・

トップボードの厚みをチェックする際の
ガイドとなるトリミングをしていくための準備なんです。

トップボードの最終的な厚みとなる5.5mm位置を
マーキングするために、このようなツールも使います。

ボディトップの側面に、カッターの刃でマーキングしていきます。

で、そのマーキングラインを目安に、
3枚上の写真に出てきたビットで、このように5.5mmのガイドに向かってトリミングしていきます。
この写真は、まだ、その途中ですね。

はい、このようにトリミング出来ました。
ま、よーするに・・・この写真に見える下側の少し飛び出た部分・・・より下側は、絶対に削っちゃ行けない部分・・という意味でのガイドになるんですね。
で、そのガイドに向かって・・・・・
ノミでカンカンと削り落として行きます。

作業中は、このような断面・・・・
まだまだ、この状態からは、一体いつになったらアーチトップが見えて来るのだろう・・・と、思えるほどの長〜い試練の道のりがあるのでした。

ひたすらノミと木槌で削っています。
すでに、作業開始してから2時間くらい経過しています。

なははは・・・
かなり時間も経過して、随分と変化も出ただろう・・などと
甘い期待を尻目に、見た目はほとんど変化しておりません。
もう、滝に打たれてひたすら叫ぶ行者のような心境になって来ました。
心頭滅却すれば、トップボードが変化する!・・・てなわけないか・・。
ノミと木槌に飽きてきたら、たまには四方反りカンナで削ってみる・・・
が、・・・・これは作業の進みが極端に悪くて・・・・
すぐにノミと木槌に戻りました。

はい、モクモク、杢杢、黙々・・・と
ノミと木槌の作業は続きます。
時間経過の割には、見た目の変化がほとんどないので・・・
このハンドカーブ作業は、しんどい割にお伝えすることが少ない・・という
不毛の作業になっているのでありました。

とかなんとか・・・・言ってるうちに・・・
アーチトップのカタチが見えて来ました。

ネック取り付け部分は、4度の仕込み角が設定されているので
少しづつ慎重に削っていきます。

とりあえず、60%くらいまで進みました。

これからトップボード周囲を5.5mmの均等な厚みにしていきます。
セーフTプレーナーですね。
まずは6mm今日の厚みに設定し、
慎重にボディトップ周囲を削っていきます。

少しづつ削りしろを深くしながら、何とか5.5mmも厚みに出来ました。

ということで・・・・
センタのアーチ部分からの流れを、
この削った位置で収束させる・・という作業に入ります。

これも、なかなか・・・・修行の延長のような作業・・・ですね。

はい、ひたすら収束部分を削っていきます。

で、四方反りカンナですね。
このカンナで、約1時間・・・・
全体のふくらみ具合をチェックしながら、
少しづつ慎重に削り込んで行きます。
アーチトップのハンドカーブ作業の最も重要な行程ですね。

カンナ作業が、約2時間・・・・・
ほぼほぼトップ面のアーチ形状が出来ましたので
ここからサンディングです。
まず、最初に、コンプレッサーで使用できる
小さめのサンディングツールで、細かい部分をゆっくりと成形していきます。
トップボード全体のアーチ具合に納得出来たら
ランダムサンダーで、これまたゆっくりとサンディング。
このサンダーでのサンディングは、しっかりと時間をかけています。
のべにして、2時間くらいはサンディングしてますね。
こんな感じですね。
アーチ具合?は・・・・
左右はこんな感じ。
ただ、まだまだ最終的な仕上げには至ってないですが・・。
前後方向では、こんな感じ・・・。


 


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