HOME
  


4/ハードウエア取り付け・完成


はい、最終の磨き工程です。
まず、塗装を行ったネック部分は、
400番で入念に磨いて行きます。

その後、800番のスポンジペーパーで、さらに磨き
続いて1200番のスポンジペーパー、
その後2000番で水研ぎをした後・・・バフ行程へ。

はい、バフ磨きですね。

コンパウンド粉が、ボディ全体についているので
ペーパータオルでしかっりと拭き取っていきます。

いい感じの艶ですね。

ヘッド周りの、細かい装飾部分にも
コンパウンドが残っていますので、
綿棒などでていねいに拭き取って行きます。

ネック・ヘッドの最終的な拭き取りが終わったので
ペグの取り付けですね。

裏側のビスを80%くらいに締め込んだ後・・・
ヘッド表側のワッシャリングとブッシュを締め込んでいきます。

その後、80%まで締めた裏側のビスを、100%まで締め・・・
表側の手で締めただけのブッシュを、レンチで締め込みます。

ネック幅、44mm強。
オールドのアーチトップギターのサイズに近いですね。
オリジナルのサイズは、26.5mmくらいだったので
2mmチョイ削り込んだことになります。
しかし・・・・ナット部分の21mmは、凄く大きい値です。
0.5mm違っても、握った感触はまったく異なりますからね。


テールピースです。
真鍮部分は、少し曇りがありましたので
コンパウンドで磨くことにしました。

ゴシゴシゴシ・・・・・

はい、ここまで綺麗になりました。

エボニーのテールピースは、
椿油で磨いておきました。

ありゃ・・・・・
弦アースのラインは、
芯線が2本になってました・・・・・

あらためて芯線をむき出して、
この位置にセット。

テールピースを取り付けて行きます。

続いて、エンドのストラップボタンも・・・。

で、ブリッジのセットアップ・・・。
ん?・・・・・・
このブリッジの底・・・・
なんとストレートでした。
目視では分かりませんでしたが、
このギターのブリッジ部分のトップは
なんと!直線で仕上げられていたということです。

ナットは作り直す必要があるな・・・・と考えていたのですが
意外や意外、計測してみたら、弦の切ってある寸法が、
なんと45mm弱のネックの寸法用・・・・?????
ま、このまま加工して使用できそうです。

まずは、左右の寸法を切り詰めた後、
ヤスリで仕上げていきます。

微妙ですが、この写真の後さらに追い込んで
ジャストのサイズに仕上げました。

 

ところで・・・・
弦高が・・・高いですねえ・・。
1弦1Fで1mm以上もあります。

6弦1Fも、なんと1.05mm近くもありますねえ。
コレは、かなり弾きにくいギターです。
オーナーも低い方がいいということで・・・
弦高を低くすることになりました。
弦溝も、かなり太い弦を想定して切ってあるようです。
.013以上も可能な溝幅ですね。
.015くらいでもOKかも・・・。
こりゃ、ウエスもびっくりですよ!
ということで・・・
1弦1Fは、0.8mmくらいまで下げました。
このとき6弦1Fも、0.9mmくらいまで下げてあります。

で、その時の・・・1弦12Fは、約1.6〜7mmですね。

で、6弦は・・・・?
12Fで1.9mmくらいですね。

じゃ、完成に向けて、次に進みましょう!
ピックアップをポットにハンダづけし・・・・
ネックに取り付け。
さらに、ピックガードもね。
はい、ステーも取り付けて・・・
無事完成です。
はい、こんな感じ!


いろんな意味で、貴重な体験をさせていただきました。
めったにさわることもないAbeRvera氏のギターのリペアは、
大変楽しく、かつ興味深く作業をさせていただきました。

ところで・・・・・
通常、私は一般的なリペアは、ほぼ100%、お受けしておりません。
しかし、時折、私の興味がある「お題」のリペア依頼をいただく事があり
そうした場合は、すぐにパクっと飛びついちゃうのであります。

変わったギター、ビザールなギター、
貴重なギター、バカバカしいギター、いわく付きのギター、かつての「あの」ギター・・・・
お受けする基準は、私のいい加減な「琴線」に触れた個体・・という限定ではありますが、
もし、それにピタッと来れば、二つ返事でお受けしてしまいますので、
ま、それっぽい個体をお持ちで、困っていらっしゃる方は
よろしければ・・・・・ご一報ください。
河野がパクッと食いつくかどうか・・・は、その内容次第ということですので
そこらへんは・・・ご了解を・・・。






HOME



Copyright(c) Takashi Kono. All rights reserved.