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3/ハードウエアの掃除



やり出すと止められなくなっちゃうのが、
このようなハードウエアのクリーニングですね。
こうした部分も、ホコリが溜まりやすい部分、
ホコリが随分とこびりついていました。

真鍮製の装飾金具は、さすがに真鍮色になりませんでしたが
それでも何とかきれいな艶が出てきました。

コレは、ペグのワッシャリング。
真鍮製のようですが、艶がなくなっています。

これも、コンパウンドでゴシゴシ根気よく磨いていくと
このように真鍮の艶が戻ってきました。

さらに、ペグのブッシュ部分、
これも同様ですね。

手に持っている右側が磨き終わったブッシュ。

ブッシュ6個も磨き終わりました。

続いて、真打ち登場!
ペグ本体ですね。

つまみ部分などは、手で触ることが多いだけに
手の油分などで酸化しやすく、細かく小さなサビが
メッキの内側から出てきています。
ペグ全体をコンパウンドで磨いて、
ある程度、艶も取り戻しました。

忘れちゃいけないのがココ。
シャフトのトップ部分ですね。
ノブ部分と同じように目に触れる率の高い箇所ですので
ここも念入りに磨いておきましょう。

はい、ペグのパーツすべてを磨きました。
さすがにコレはしんどかったです。
ある意味、今回の修復の中で、一番ヒーヒー言った作業かもしれません。

じゃ、ペグをヘッドに戻していきましょう。
まず各ペグ穴に本体を挿入し、
裏側のビスを8分目くらいまで締め込んでおきます。
そしたら・・・この写真ですね、
ワッシャとブッシュを各ペグにねじ込んで・・・・

ボックスレンチの頭だけで各ブッシュを締め込んでいきます。
手で締め込めるくらいでOK。

で・・・先ほど8割くらいまで締め込んであったビスを
しっかりと100%まで締め込みます。

次に表側・・・
先ほど手で締め込んだブッシュの、本締めをしていきます。
コレでペグの取り付けが完成。

つぎはロッドカバーですね・・。
このロッドカバーのビスも、
またオールドなマイナスネジ。
頭部分をコンパウンドで磨いておきます。

はい、これくらいの差が出ました。

ヘッドのパーツ取り付けがすべて終了、
結局ヘッドの掃除に、半日以上使ってしまいました。

さ、いよいよ完成に向けての、パーツの取り付けです

 

Fホールから、中を覗いたところ。
ダキスト氏のサインが分かりますよね。
日付も79年の5月7日となっています。
1132とナンバーが刻印されているのは、
おそらく制作本数の通しナンバーでしょう。
ダキスト氏の生涯制作本数は、約1,400本と言われていますので
かなり後半に制作されたギターなのでしょうね。
残念ながら、セルロイド部分は
経年の劣化がかなり進んでいます。
これ以上、ひび割れてボロボロ崩れてこないように
ひびの隙間に、瞬間接着剤を流し込んでおきましょう。
この「10」という接着剤は、10分硬化型なので
まるで水のような、粘度の低いサラサラのものです。
バインディングも、あちこちが崩れかかっています。
オリジナル性を考えると、バインディングの交換も
あまり行いたくないですね。
現状のこのギターに、
新品のバインディングは、絶対に似合いません。
くずれの進行を、せめても止めるように
努力をしておくしかありません。
おつ?
ストラップピンも、この通り。
アルミ製ですが、完全に潮吹き昆布状態になってます。
新品に交換すれば、ものの1分で作業は終わるのですが・・・
私としては、どうしてもオリジナルに・・・
こだわりわりたい・・・のですよ。

綿棒にコンパウンドをつけて数分・・・
これくらいまで復活します。

センターでブックマッチされたエボニー製のテールピース。
こんなに薄いのですね。
ちょっとびっくりしました。
これはピックアップの取り付けステー部分を
磨き終わったところです。
さらにデュアルモンドのピックアップも綺麗にしていきます。
コレもコンパウンドで、かなり輝きが復活しました。


 


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