HOME   NEXT


1/パーツ取り外し


まず、ヘッドの折れた状況をしっかり確認しましょう。
ふ〜む、いわゆる王道のネック折れですね。
余分な亀裂も出ていないし、まあ、骨折にたとえるなら複雑骨折ではなく単純骨折と言ったところでしょうか。
最初は、補強などを入れなきゃいけないカナ〜・・・などと危惧していたのですが 、これなら接着だけで十分大丈夫のようです。
よほどの事がない限り、補強はさけた方がいいでしょう。
補強をする事により、逆に強度が落ちてしまう場合があります。
今回の亀裂は、ヘッドをギュッと押さえれば、亀裂部分がぴったり密着するので、こうした場合はむしろ補強を入れるのではなく、このまま接着した方が強度が上がると思います。
・・・・・で。

ボディ側から見たところですね。
このようにパックリと割れていますが、割れ目が密着する形に割れているのがお分かりでしょうか。

角度を変えて見たところですね。
実は写真を撮り忘れてしまったのですが、若干ヘッドプレートまで亀裂がきていましたので、ヘッドの部分も合わせてリペアしていきましょう。

まず、最初に行う事は・・・・
弦を全て切ってしまいます。
こうしたヘッド折れの時は、ヘッドが折れたらすぐに弦を切ってしまうのが正解です。緩めるのではなく、このようにニッパーで一気に切ってしまいましょう。
なまじっか弦を緩めていたりすると、変なテンションがかかって、亀裂が進行する場合がありますので、「折れたっ!」即「弦をきるっ!」 くらいの機敏さが必要です。
ちんたらと弦を緩めていてはいけません。
とっとと、弦は切ってしまいましょう。

まずハードウエアを取り外していきましょう。
これはペグをはずしているところですね。

ペグ本体の取り付けビスをはずしているところです。
ここで、気をつけなければいけないのは、いつも言っている事ですが、ビスに合ったドライバーを使って、ゆっくりとビスを緩めていきましょう。
焦ってはいけません。とにかくゆっくり・・・・
焦ると、ビスのネジ山を舐めて再利用不能にしてしまいますから。
とにかくゆっくりと・・・・これはペグ本体のビスを緩めるときの鉄則ですね。

はい、ペグを取り外しました。

ヘッドの左側(エラの部分)に亀裂があるのがお分かりでしょうか?
ちょっと乱暴ですが、ヘッドを持って少し力を入れてねじってやると・・・・
亀裂がむにゅと現れます。
(でも、調子に乗ってエイヤっとヘッドをねじってはいけませんよ、もっと取り返しがつかないようになってしまいますから・・・)

じゃ、折れた部分の接着をしていきましょう。
私の場合は、このように油絵用のパレットナイフ(小さいモノ)を使って、接着剤を亀裂の中に入れていきます。
亀裂全体に接着剤が行き渡るように、最初にパレットナイフを亀裂の中につっこんで、どのくらいの位置まで接着剤が入っていくかを確認してから、接着剤を塗布します。
ちなみに今回使用したのは、一般的なタイトボンドです。
ネック折れにはニカワ・・・という定説もあるようですが、いろいろ調べてみると、このようなネックの場合、接着部分にテンションがかなりかかるため、ニカワの濃度も微妙になり、けっこう難しいです。ここはいさぎよく(アマチュアらしく)タイトボンドで行きましょう。(下手な知識でニカワを使用するより、このタイトボンドの方が、よっぽど接着の信頼感がおけますので、カッコつけて「ネック折れにはニカワだぜっ!」なんて無理はしないように・・・イヤ、ホント。)


 

HOME


Copyright(c) Takashi Kono. All rights reserved.