HOME  NEXT


製図の前に・・・


(アプリケーションソフトについて)

まず、最初に必要となるのが製図作業に必要なアプリケーションソフトです。
WindowsのPCをご使用の方なら「窓の杜」というダウンロードサイトが有名ですね。
http://www.forest.impress.co.jp/
このサイトで(もちろんほかにもありますが・・・)で画像・映像・音楽というカテゴリーをクリックすると
いろいろ出てきますので(画像製作・ペイント)という項目をクリックすると
・・・・ふ〜ん、あるある・・・・・しかし、ひととおり説明を読んでみましたが
ん〜、やはりフリーウエアは、ちょっときついかなあ?

・・・というのは、私が使用しているソフトは「ベジェ曲線」というものが描けまして、
ギターのアール(曲線)部分をトレースするのに非常に都合がいいソフトなのですよ。
(Winユーザーでもイラストレーターを使用している方であれば、今回の製図はほとんど同じプロセスで実行できます)
あ、ソー言えば思い出した、たしかLINKさせていただいている「暗中模索 K's HOMEPAGE」さんで
http://www.geocities.jp/misuzukaz/
「ポケモンを描こう」という項目があって、そこで確かベジェを使っていらっしゃったような・・・・
(非常にわかりやすく解説されていました)
もし、これを読んでいるアナタがWinユーザーで、なおかつドロー系(これはドローイングの略です)のソフトを
これから手に入れたいと考えているならば、暗中模索の山本さんのところがオススメです。



次に、コレを読んでいるアナタがMacを使っているならば、イチオシソフトはやはりイラストレータです。(ただし値段が高い)
現在はバージョンが「イラストレーターCS」となっていますが、それ以前のバージョン(5.5とか8.0とか・・・)でも十分使用可能です。
簡易版であれば、アップルワークスのクラリスドローとか・・・・も安価で良いかもしれません。



結論として、ドロー系のアプリケーションソフトは何でも良いのですが・・・できれば!
長く使う事を考えると、以下の事が出来るソフトが結局便利かもしれません。
(ただし、使いこなすにあたっての「訓練」は必要ですので、若干、気合いを入れて覚えてください)
●ベジェ曲線が使えるドロー系ソフトは、使い方を覚えるとホントに便利
●出来ればレイヤー機能があれば、なお便利
●jpgやepsなどの写真が取り込める事(これはたいていの場合は大丈夫でしょう)

なおCADソフトについては、残念ながら私があまり使用した事がないので、なんとも分かりません。
以前、MiniCadというソフトも使ってみましたが、建築用としては良いのですが、
一般的な使用には非常に使いづらく、やはり建築用かな・・・と
途中で断念した覚えがあります。

以上の事をふまえて、さあ、製図を始めていきましょう。
※今回は、なるべく詳細な説明をと考え・・・写真が普段よりやや大きめで
掲載しておりますので、ちょっと重いかもしれません。
ダウンロードに時間がややかかるかも・・・・すんません。


製図



製図を行うにあたって、まず最初に用意するものは「資料」!これがないと、自分の希望するギターを描けません。
完全オリジナルを作る場合でも、何かを下敷きにするはずですので、やはり資料は必要です。
しかも沢山。(資料はおおければ多いほど、より詳しく調べる事も出来ますし、そのギターの知識も身に付きますので・・・)

今回、私が作ろうと思っているのはES-355。
そう、バインディングなどがマルチプライになっているやつですね 。ただし出力はステレオ仕様ではなくモノ仕様です。このような資料を読みあさりながら、自分のイメージをふくらませていきます。左の写真の右端に移っている本は、2人の娘が昨年、私の誕生日プレゼントに贈ってくれた物。最初の写真がそれですが、全ページ、このようにボディを真正面から撮影している写真なので、非常に参考になります。(ディティールが取りやすいんですね、この真正面写真は)通常、良くある正面写真は、必ず若干左右振りや上下振りで撮影してあるため、完全なボディラインが読みとれません。そこへいくとこの本は、すばらしい。A4サイズ変形で、やや大きな紙面です、そこにいっぱいの大きさで、さまざまなギターのボディが正面から掲載されているのですから。

はい、これは?・・・・・・
じつはこの写真は、私のMacのデスクトップ画面。
コード表なんですね。
6・5・4・3・2・各弦のルート音で作られるコードフォームを、いろいろ自分で作ったものです。
テンションコードやらも混ざっております。

ま、いーか、そんな事は・・・・

先ほどの本や雑誌の資料に加え、このようにさまざまなWEBサイトから資料写真も集めています。
ES-335関係だけで50点以上はあるでしょうか・・・・

小さくしたら、見にくくなってしまいましたね。
これが完成写真です。
このような形に作っていくわけです。
さ、行ってみましょう・・・

まず、ベジェ曲線とは・・・・

このように任意の点と点を結ぶ線を、自由に変化させる事が出来るのがベジェ曲線です。
ボディのアウトラインをトレースするときには、非常に重宝する機能です。

たとえば・・・・こんな曲線も・・・・

むにゅ・・・と動かせばこのように変化します。
もちろん直線も、あるポイントからポイントまで、Shiftキーを押しながらクリックすれば・・・・
ご覧の通り・・・

じゃ、具体的な作図を行います。
おっと、その前に・・・・

皆さんご存じのGibsonのトップページです。

ここでES-335のスペックを捜してみましょう。

カスタムショップで見つけたスペックがこれです。
作図に当たり、注意しておきたいのが赤い文字部分。

ネックサイズですね。
まず22フレット仕様(基本ですね)

で、スケールは24-3/4インチ。つまり628mmスケールと言う事です。628mmはES-175やレスポールなどと同じスケールです。俗に言う「Gibsonのミディアムスケール」というものです。
で、ナット位置のネック幅は1-11/16インチ、つまり42.8625mm。(25.4mm÷16×11+25.4mm)
約43mmですね。

ボディのマテリアル(材質)やピックアップなどは、個人個人の好みによりますので、今回はあまり気にせずに行きましょう。

まず下敷きとなる写真(出来るだけ正面から撮影されたモノ)を用意しておき、スケールの実寸を画面上に作っておきます。
あ、言い忘れましたが、私はいつも原寸で図面を作っています(アタリマエと言えばアタリマエなのですが・・・原寸図面は、その作図したポイントとポイントを計ってやれば、原寸寸法がすぐに分かりますので、皆さんも原寸で作る事をオススメします。

と言う事で・・・・
このように長方形を作るボックスで、42x628mmの長方形を描いていきます。フェンダー系のクセが出て42mmにしてしまいましたが、最終的には43mmで作ります、42mmは私にはちょっと細すぎる・・・

ちなみに42mmとは、0フレット〜1フレットあたりのネック(指板)幅。
で、628mmは、このギターのスケール長ですね。
はい、原寸の42mmx628mmの黒いベタです。

で、右下に見えるのが、取り込んだ(スキャニングした写真)大きく拡大するので、ケッコウ高解像度で取り込んであります。(ちなみに400dpiくらい、結構、重い!)

で、その写真をむにゅ〜っと拡大し、ナットの下面からブリッジのサドルにぴったり合うように拡大していきます。

もちろん写真自体が正しい真正面ではないので(さらにはネックにも角度がついているので正確なスケール長ではありませんが・・・)ここは、目安で・・・と言う事を常に頭に置いて作業を行ってください。

はい、スケール長と同じ大きさの写真になりました。
・・・と言う事は・・・この写真は、ほぼ原寸大の335と言う事になりますね。

スケール位置の合わせ方。
(黒い長方形がすでにオレンジ色へと変化されていますが・・・)
このようにナットの下面に当てて・・・・
ありゃ?もう長方形が赤になってる。
(すんません、オレンジではボディ面と同色になって見にくくなったモノですから・・・赤に変えちゃいました・・・)

はい、ブリッジのサドル位置にあっていますね。

HOME

Copyright(c) Takashi Kono. All rights reserved.