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【その1


木製テールピースのデザインは、千差万別。
ほとんど自分の好きなようにデザインすればいいのですが、問題は強度。
通常、黒檀とかローズとか紫檀とか・・・
木材の中でも「堅い」部類の材料を使うのですが
しかし、 いくら固い・・とは言っても
やはり「木」は木。
前述の、約50〜60kgほどの弦テンションに耐えなければいけません。
・・・と、言うことをふまえて
さ、いよいよ制作です。

まず、左の写真とそのすぐ下の写真をご覧下さい。
左の写真は、オリジナルのD'AngelicoのNEWYORKERですね。
ま、アーチ好きなら、みなさんおなじみのギターです。

で、これが最近、D'Angelicoとのライセンス契約され
生産されている、日本のVestax(ベスタクス)社の
D'Angelicoの木製テールピース仕様の
NEWYORKERです。
オリジナルの金属テールピースを、このように同じデザインで
木製に作り替えることも可能ですね。

実際、木製のテールピースは、このように
様々なデザインで作られています。
もちろん、D'Angelicoの弟子、ダキストさんだって
テールピースは、木製ですよね。

で、話は本題へ・・・・。
じゃじゃ〜ん・・・・・
割れてしまった、MITANIさんのテールピースです。
今回は、このテールピースの再制作・・・ということで
話は進みます。

いままで、同じような形のテールピースを
いくつも作りましたが、このように割れたのは初めてです。
前述したように、いくら堅い木材・・・とは言っても
やはり「木」ですから、どうしても当たり外れが
出てしまうのかもしれません。
ちなみにMITANIさんは、.011のフラットワウンドを
使っていた・・・と記憶していますが・・・
ウエスのように.013などという太いゲージではないので
大丈夫だとは・・・思ったんですが・・・

ま、同じデザインで作り直す・・・というのも
芸がないので(と言うより、飽きちゃうからね)
新しい製図をひくことにします。
今回のデザインは、強度のことも考えて・・・
・・ってやってたら・・・・
む〜ん、どうにもベネディット氏のような
デザインになってしまいましたねえ・・・。
ま、いーか・・・

で、材料ですね。
いつもと同じ黒檀です。

えーと、いつもの手順、いつもの方法・・・ですが
製図を切り出して・・・・

スプレーノリで材料に貼り付けます。

(ホントにいつもの手順ですね・・・・)

はい、こんな感じ・・・
(って、見せるほどの工程じゃないんだ・・・とは思うのですが)

むむ、いきなりカットですかァ・・・。

糸鋸盤で切ってます。
こりゃまた、時間がかかるんですよ・・・糸鋸盤は・・・

で、さも、糸鋸で切ったような写真ですが・・・

じつは、途中であまりの遅さに閉口しまして、
実はバンドソーで切っちゃったんです。
はい、コレがその時の写真。
ま、たまたま、糸鋸盤が出しっぱなしにしてあったので
その上で撮影したら、なんだか糸鋸盤で切り出したような
写真になってしまいました。
すんません。
紛らわしくて・・・

で、製図を切り出して・・・・と
ん?この工程は、もうすんだでしょ?

いやいや・・・・よーく見てください。
裏返しなんですよ。
この製図は・・・・・
というのも、裏面の弦通し部分の溝部分を
ドレメルで削ろうと思ったモノですから・・・

はい、このように反転印刷したモノを
材の裏面に貼り付けて、弦通し部分をザグッております。
なんか変ですね・・・・
すでに全体のフォルムは切り出した・・・という
写真を出しておきながら、このように切ってない
写真が出てくるのも・・・・
ま、よーするに写真の順番を間違えただけのことなんですが・・・。

はい、弦通し部分、上側部分を約1mmくらい掘り下げています。
ここには弦アースをとる、銅箔を貼る部分ですね。

じゃ、次はファステナーが止まる部分を作っていきましょう。

ドリルで穴を開けた後、糸鋸盤で溝を切っていきます。

で、つぎはその溝に向かって、ファステナーが通る
穴を開けていくわけですね。
この時は、たしか・・・・・4mmの穴だったっけ?

ま、どーでもいい作業です。
エンドに向かった溝の端を、何となく滑らかにアールをつけたり
・・・・・・
あれ?ソー言えば弦を通す穴の写真がありませんね?
あれ?おかしいなあ?
どこ行っちゃったんだろ?
左の写真、溝の上に描かれてる6本の線・・・が
弦を通す穴のラインです。
この時点で、すでに穴はあいているはずなのですが・・・
んーーーーー・・・・・・ん、
どれだけ捜しても、写真が見つかりませんでした。
ま、しょーがない・・と言うことで次の工程へ・・・
実は今回、黒檀・・なのですが・・・・
見た目はココボロにしようと・・・・・
ということで、いわゆるヘッドに貼るような
装飾の板を張ることにしておりました。
黒檀+白のファイバー+ココボロで
3層構造になるわけですね。
ココボロのヘッドプレートはこんな感じ。
キレイですね。
このようにある程度、粗々のカットを済ませた板を
先ほどの黒檀に貼り付けて行きます。
グイっとな・・・・・
で、接着剤が乾いたら、このように糸鋸で
周りをざっくりと削りだしていくわけですね。

はい、出来ました。
おお〜、かっこいいじゃない!
と言うことで、次回はフィニッシュへ・・・・

 



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